【EQADSレポ】『ツール・ド・PACAジュニア①(8/22)』津田悠義がフランス南部地域ジュニア選手権第①戦で4位の快挙

Kenichi Yamazaki2020/08/23(日) - 13:03 に投稿

*写真↑:フランス自転車連盟、南部支部のロゴ。「ツール・ド・PACAジュニア」とは、フランス南部(プロヴァンス、アルプス、コート・ダジュール)のジュニア選手のためのシリーズ戦。第①戦ロードレース(8/22)、第②戦個人TT(8/23)、第③戦ロードレース(9/5)、第④戦ロードレース+個人TT(9/6)で行われ、総合優勝者にはイエロージャージが与えられる。過去にはリシャール・ヴィランク(ツール・ド・フランスにて7度の山岳賞獲得)などが総合優勝を果たしている。

 

*写真↑:4位で力を出し切ってゴールする津田悠義(右後方の青ジャージ+黄色アイウェア)。

レース&カテゴリー名

ツール・ド・PACAジュニア第①戦(FFCジュニア1.14)(全4戦)

Tour de la Région Sud Provence Alpes Côte d’Azur Juniors (Fédérale Juniors1.14)

期間・日程

2020年8月22日(土)

開催地

カイユ(フランス)

【結果/リザルト(103㎞)】

1位:GARNIER Amaury(LA MOTTE SERVOLEX CYCLISM) 2時間35分1秒 (平均時速39,86km)
2位: MARCEROU Nicola(CULTURE VÉLO LOOK RACING TEAM U19)  
3位: VINOKOUROV Nicolas(MONACO JUNIOR TEAM BY ASTANA)
4位:津田悠義(TEAM 31 JOLLY CYCLES/EQADS準所属)

<津田悠義によるレポート>

まずは、この状況下で私を受け入れ、遠征を可能にして頂いた、浅田監督を始め、フランスのミッシェル監督、親、その他この遠征にご協力してくださった方々に対しては感謝しかありません。(逆の立場で考えても、この状況の中受け入れて頂いた事は奇跡に近いと思うので、まずこの文を入れさせていただきたいです。)

今回は海外遠征ということもあり、将来のため積極的に、そして何よりリザルトを狙いに行きました。

1日目はロードレース。25キロの周回を4周回するコースで、スタートしてすぐは少し上り、テクニカルの下り、そして道幅の広い道を直線に10キロほど進み山岳ポイント。その後またテクニカルな下り、もう一度ゆるい登りが入り、その後下ってゴールというコースレイアウト。ラスト1キロは下りからの選手が2人並走できるかできないかくらいの細い道に入りゴールという、とてもテクニカルなコースでした。
そのため、まずは前々で展開すること。そして最初の下りを終えて道幅の広い直線は集団が止まってしまうと一気にタイム差が広がってしまうため、常に危なさそうな逃げは潰しに行くプランでレースに臨みました。

レースがスタートすると早速テクニカルな下りで落車が多発。そのため下りの前に足を使ってでも先頭付近で下ることを心がけ、その後はアタック合戦が続きました。しかし4周回のうち1,2,3周目に山岳ポイントがあるので、山岳ポイントを狙いに行くチームが逃げを許さず2周目後半まではアタックしたは吸収を繰り返しました。自分も危ない逃げは足を使って追いつきました。3周目に入る前に3名が抜け出し、その選手は動けるチームの選手ではないと考え逃げには乗らず、有力チームをマークすることに。そして3周目の最後の上りで吸収。そのまま最終周回に入るタイミングで集団が緩んだので自らアタック。しかし今回は前回までの遠征と違い明らかにマークされていて、自分の単独を逃げの後のカウンターで3名が抜け出してしまいました。4周目の最初のゆるい上りで緩んでしまい一気に30秒まで広がったため、その後の下りからの上り返しを生かして全力で追走し追いつき、4名の逃げが形成されました。その後山岳ポイントの上りでアタックし、3名に絞りましたが最後の上りでアスタナのジュニア選手(現総合リーダー)が最初に引き離した選手引き連れて合流し、5名に。その後もカウンターでアタックをしを仕掛けましたが最終的にスプリントになってしまい4位で終わってしまいました。

【参考リンク】

<2020年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>