【EQADSレポ】思い描いたレース展開を創れず、課題が浮き彫りに。(5月15&16日)

Kenichi Yamazaki2021/05/17(月) - 08:53 に投稿

【EQADSレポ】思い描いたレース展開を創れず、課題が浮き彫りに。(5月15&16日)

15日(土)の「JBCF群馬ロード」では、チーム内での目的意識&意思疎通が足りず、レース前に立てていた作戦が遂行できない結果に。

今シーズン、JBCFレースでの積極的な動きが自他ともに高い評価受けていたため、油断が生じた事は否めない。

目的・意思の低い動きが通用しない「世界のレース」を見据えた意識改革が求められている。

レースカテゴリー名

5月15日(土)『群馬CSCロードレース(JBCF主催)

5月16日(日)『JICFオープンロードレース(日本学生自転車競技連盟主催)

開催地

群馬サイクルスポーツセンター(群馬県)

【リザルト】

<「JBCF群馬ロードレース」P1/E1混走=132km(6km×22周)>天候:曇り時々小雨、気温10~15℃

 

(写真)序盤の逃げグループに乗る留目夕陽(中央JCF強化指定/EQADS)(Photo: JBCF公式)

1位:山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)3時間15分6秒
2位:フランシスコ マンセボ(マトリックスパワータグ)トップと同タイム
3位:木村圭祐(シマノレーシング)トップと同タイム

8位:西本健三郎(JCF強化指定/EQADS)トップから+3秒
16位:湯浅博貴(EQADS)トップから+18秒
25位:山田拓海(JCF強化指定/EQADS)トップから+19秒
37位:平井光介(JCF強化指定/EQADS)トップから+1分18秒
70位:長川達哉(EQADS)トップから+7分23秒

DNF:留目夕陽(JCF強化指定/EQADS)

◆P1/E1: フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

■浅田監督によるコメント(P1クラス出場のJCF強化指定選手/EQADS選手に関して):

2週間の調整を経てのレース参加。リフレッシュした走りを期待しスタートした。EQADSは2名参加で個々の走りをする中、特に大きな動きもなく目立つ走りは無かった。いつも序盤から激しくペースアップに挑んでいたJCF強化指定チームは、今回は走りの重点を変え、中盤以降のチームでのペースアップで集団破壊を目論んだ。しかし目的意識の低さからチームの動きは的を射ず、結局中途半端に疲労を残しゴールするのみとなった。レースはいつもより緩い展開で終わり招待チームの役を果たすことが出来なかった。

■小俣康司監督によるコメント(P1クラス出場のEQADS選手に関して):

レース当日は一日中、上がり切らない気温と小雨がぱらつく天気。スタート前にはあちらこちらで選手がウェア選びに注意を払っている様子が伺えた。
EQADSからは先月の東日本ロードクラシックで調子を上げてきた湯浅と同レースでリタイアした長川の二名の参加。湯浅はこの日、U23のリーダージャージを身に着けてのスタート。結果を期待したい。
レースは序盤から数名の逃げ集団の形成と吸収が繰り返され、必然的にそれを追う集団のペースも速く、見る見る間に集団も数を減らしていく。
その中で、湯浅、長川は動けず、良い場面を見る事が出来なかった。終盤になると長川は集団からドロップ。一人完走を目指す。湯浅もなんとか集団の中を維持しゴール。
まだ道のりは遠い。

 

<5月16日(日):「JICFオープンロードレース」=120km(6km×20周)>天候:雨、気温~12℃

*(写真)JICF=日本学生自転車競技連盟主催のロードレースも、レース中のライブ動画配信を実施(写真はライブ映像のキャプチャー)。会場の群馬CSCは山間部に位置するため、映像配信のための電波状況は極めて厳しいが、日々レース配信環境改善の努力が積み重ねられ、観戦者により優しい大会となっている。

1位:岩田聖矢(中央大学)3時間4分40秒(平均時速:38.99km/h)
2位:山田拓海(早稲田大学/EQADS準所属)トップと同タイム
3位:平井光介(EQADS)トップと同タイム

7位:西本健三郎(JCF強化指定/EQADS)
?(7位西本と同集団ゴール):湯浅博貴(EQADS)
DNF:長川達哉(EQADS)

◆フルリザルト(日本学生自転車競技連盟ホームページへジャンプ)

■浅田監督によるコメント:

日本学生自転車競技連盟の厚意で大学生とのオープンレースに参加。EQADS準所属の大学生選手たちも、この日は各所属大学のユニフォームを着たライバルだ。
EQADSとしては、疲労を残した2日目のレースとして、後に備えるステージレースに向けて、粘り強く最後までレースを作ることを課題とした。平井はスタートから積極的に逃げを打ちレースの約7割で攻撃的な走りをしながらも3位でゴールする粘り強さの成長を見せた。「走る」という意志は疲れに勝つものだ。一方、西本、湯浅、長川は、頻発する破壊力の小さな展開へは参加はするものの勝負に絡む事は出来なかった。
今回もレースシーズンの中でも大切な5月にコロナ対策を講じ、大変な苦労でレースを開催頂いた主催者に感謝し、意識を高め次のレースへ挑みたい。

各種外部メディア・大会公式レポート

【JBCF公式】
・<JBCF群馬ロード(5月15日)> 群馬CSCロードレース5月大会(←クリックでジャンプ)
【シクロワイアード】
<JBCF群馬ロード(5月15日)> 山本哲央がJプロツアー初優勝 女子は植竹海貴が5勝目(←クリックでジャンプ)
・<JICFオープンロード(5月16日)> 大学生のロードレース・カップ・シリーズ開幕(←クリックでジャンプ)

*<写真>15日「JBCF群馬ロード(P1/E1)」。集団コントロールを試みるJCF強化指定/EQADS選手達。(Photo: JBCF公式)

【参考リンク】

<2021年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>