【EQADSレポ】『グランプリ・ド・ラ・トマト(9/12)』アマ最高峰クラスで堅調を証明。

Kenichi Yamazaki2021/09/13(月) - 11:40 に投稿

■写真↑:レース名を和訳すると「トマト・グランプリ」。開催地マルマンドがフランスでも有数のトマト名産地なのがレース名の由来です。実に1949年から開催されるこのトマトレースは、フランスアマチュアレース界最高峰カテゴリーの”エリートナショナル”レース。そのため、頻繁にフランスカップ(=トップアマレースのシリーズ戦)に組み込まれ、質の高いレース展開で観客を魅了して来ました。

【EQADSレポ】『グランプリ・ド・ラ・トマト(9/12)』アマ最高峰クラスで堅調を証明。

今季はここまで鳴りを潜めていた小笠原匠海が、フランスのクリテリウムレースにて今季初勝利!シーズンを通して調子は良かったものの、成績には恵まれていなかった小笠原にはブレークスルーとなる大金星だ。コロナ禍の影響で10月22~24日へと延期となった「全日本選手権」に向けて、着々とコンディションを上げている。

◆9月12日「グランプリ・ド・ラ・トマト」

仏語レース名:Grand Prix de la Tomate à Marmande "Souvenir Marino Verardo"
カテゴリー:エリートナショナル
距離:約12㎞ x 12周=144km
開催地:マルマンド(Marmande)

<リザルト>

1位:Rudy FIEFVEZ(OCÉANE TOP 16)3時間21分53秒        
2位:Killian LARPE(OCÉANE TOP 16)トップから+32秒        
3位:Gabriel PEYENCET(TEAM U CUBE 17)トップから+37秒

14位:小笠原匠海(EC Trélissac Coulounieix 24/EQADS準所属)トップから+2分5秒

小笠原匠海本人によるレースレポート>

12kmの周回のうち1つだけ2kmの上りがあり他はほぼ平坦のコース。上りさえ上手くクリアできれば逃げに乗れると思い走った。チームメイトと変わりながらアタックに乗るがなかなか決まらない。上りで数名抜け出す。その後の平坦区間で出来た追走に乗る。逃げに追いついたがしばらくしてそれもプロトンに戻され振り出しに戻った。プロトンに捕まったタイミングで先頭を引いてしまっておりそのまま上りで千切れる。しかしなんとか下りで追いつく。その後アタックがかかったりするものの反応する力が残っていなかった。最終周回に入り上りで集団からパラパラ抜け出す。頂上付近で最後の力を振り絞って抜け出す。その後下り区間と平坦区間で前3人に追いつく。最後スプリントでその集団のトップでゴールした。

逃げという逃げが決まらずかなりきつい展開になった。状況を見極めてもっと上手く走りたいと思う。

【参考リンク】

<2021年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>