【EQADSレポ】2週間で既に7戦出場。ハードな環境だからこそ覚醒する選手たち。(8/6~8)

Kenichi Yamazaki2022/08/09(火) - 15:01 に投稿

 ◇(↑写真)8月6日の距離100km超レース「GPセヴィニャック」にて3位入賞を果たした馬場慶三郎。その他EQADS-U23選手たちの成績も安定し出し、全員が10位以内でゴール。

【EQADSレポ】2週間で既に7戦出場。ハードな環境だからこそ覚醒する選手たち。(8/6~8)

2022年欧州後半戦開始からわずか2週間足らずで、既に7レースに出場したEQADS選手たち。

正に欧州ならではの最高のレース環境であり、選手人生で初めての体験。

易しい強度のレースは存在せず、身体も心も適応するのに苦労するが、既に二十歳前後の選手たちが3週間続く「ツール・ド・フランス」で活躍する欧州・世界では当たり前の光景。

選手たちは着々と”世界標準選手”へと生まれ変わって行きます。

レース基本情報

レース名/カテゴリー:

8月6日:「グランプリ・セヴィニャック・テーズ(GP Sévignacq Thèze)」/FFC 1,2,3 & Junioir(=全カテゴリー)

8月7日:「グランプリ・ビラン(GP Biran)」/FFC 1,2,3 & Junioir(=全カテゴリー)

8月8日:「グランプリ・トリ・シュル・バイーズ(GP Trie sur Baïse)」/FFC2.3&Junior

開催地

フランス南西部

【リザルト】

8月6日(土)「グランプリ・セヴィニャック・テーズ」/103,2km (6,6 km×12周+12 km×2周)

1位:DE VINCENZI Luca(フランス/PAU VELO 64)
2位:LAVIGNE Baptiste (フランス/CA CASTELSARRASIN)
3位:馬場 慶三郎(EQADS)
5位:川崎三織(EQADS)
7位:長川達哉(EQADS)
DNF:中山竜一、町田朝陽

<浅田監督によるコメント>

レースは平坦と終盤の登り周回で構成された複合コース全103.2㎞で行われた。 EQADSの選手たちはフランス到着直後からエリートレースで散々引きずられていたので、1ランク下がった全カテゴリーレースでは比較的主導的に動けていた様だ。最終回にチームロケットにより飛び出した1名を見逃す展開となったが、馬場が追走3人に入り3位でフィニッシュ、馬場の動きを有利に捉えた川崎と長川も5位、7位でのフィニッシュとなりU23選手は全員がトップ10に入る活躍を見せた。

◇(↑写真)スタート1分前。長川達哉(EQADS)が右から2番目に並ぶ。

◇(↑写真)後に3位入賞する馬場 慶三郎(EQADS)が牽引及びアタックし、レースを徹底的に揺さぶる。

8月7日(日)「グランプリ・ビラン」/60.75km(1.3㎞登り周回×45周)

1位:DELCROS Clément(フランス/AVC AIX-EN-PROVENCE)
2位:CHEVALLEREAU Florian フランス./GRENOBLE MÉTROPOLE CYCLISME 38)
3位:DESRIAC Loïc (フランス/DUROC DOMESCO DÔNG THAP)
10位:長川達哉(EQADS)
19位:馬場 慶三郎(EQADS)
DNF:川崎三織(EQADS)*落車により途中棄権

<浅田監督によるコメント>

クリテリウム系のレースではあるが、下って登るだけの1周1.3㎞のコース。レースは序盤から川崎が単独で先行、警戒した有力勢は協調体制で川崎に追い付き5人の先頭グループとなる。周回を重ね消耗する中、レースを盛り上げ誰からも一番余裕がありそうに見られた川崎だが、残り10㎞で周回遅れの選手の落車に乗り上げ転倒、幸い大きなケガには至らなかったが、そこでレースを降りる事になった。馬場と長川は昨日の疲れが残り序盤から登り坂に苦戦したが、最後までレースを走り切った。

◇(↑写真)本レースで最もレースを支配したのは川崎三織(EQADS)。落車により残念ながら勝利を逃したが、好調を印象付ける走りを見せつけた。

8月8日(月)「グランプリ・トリ・シュル・バイーズ」/72㎞(1.3㎞×60周クリテリウム)

1位:DELCROS Clément(フランス/AVC AIX-EN-PROVENCE)
2位:CHEVALLEREAU Florian フランス./GRENOBLE MÉTROPOLE CYCLISME 38)
3位:長川達哉(EQADS)
完走:馬場 慶三郎(EQADS)
完走:中山竜一

<浅田監督によるコメント>

3連戦の最終日は第1カテゴリーが出場できない2,3,Juniorカテゴリーのクリテリウム。疲れた脚を騙しながらレースをスタート。序盤に出来た8名の先行グループに誰も送り込めず早くもピンチを迎えるが、コース的には長川にチャンスがある為、馬場を中心に皆で何とか集団を一つに戻した。しかし逃げ8人を吸収直後に2名の有力選手の先行を見送ってしまい最後まで捕まえる事が出来ず、3位以下の集団スプリントを獲り3位でのゴールとなった。

◇(↑写真)常に先頭でレースを展開した長川達哉(EQADS)

◇(↑写真)2名の逃げを許すも、第二集団の先頭を獲る長川達哉(EQADS)

【参考リンク】

<2022年「エキップアサダ/EQADS」レースカレンダー>

<2022年「エキップアサダ/EQADS」メンバー>