【レースレポ(EQADS)】『全日本選手権ロード(6/23)』EQADSが2階級制覇!石上がU23、津田がU17+U15で優勝!

Kenichi Yamazaki2018/06/20(水) - 14:01 に投稿

■写真:【全日本ロードU23】優勝した石上優大(中央)と、2位の松田祥位(左)。世界を目指す選手としての”宿題”(=ナショナル王者獲得)をキッチリとこなした後は、更に上の課題である”世界のU23”、そして”世界”に対峙してゆかねばならない。

 

■写真:【全日本ロードU23】優勝した石上優大(中央)と、2位の松田祥位(右)がレース直後に健闘を称え合う。今回は”先輩”石上、”後輩”松田の実力と経験差が如実に表れた結果となった。今後も続くであろう”ライバル”、または”共闘”するシチュエーションを通し、世界への階段を共に登ってゆく。

 

■写真:【全日本ロードU17+U15】後続に1分以上の差を付けて圧勝する津田悠義。このポーズは・・・津田が大ファンだという某アイドルグループ所属タレントさんのお気に入りポーズ。世界大会でこのポーズを炸裂させた津田に、世界中のメディアさんが質問を浴びせる日が待ち遠しい!?(Photo: Yuichiro HOSODA)

 

■写真:【全日本ロードU17+U15】連覇を飾った津田悠義。来年から上がるジュニアカテゴリーでの戦いを見据えた走りでの勝利だった。

 

レース&カテゴリー名

第87回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース

テクニカルガイド(PDFが開きます)

期間・日程

2018年6月23日(土)

開催地

島根県益田市・北仙道周回コース(14.2km)

【リザルト】

<U23:156.0 km=14.2 km×11周回>

1位:石上優大(AVC AIX EN PROVENCE/EQADS準所属)4時間10分6秒
2位:松田祥位(EQADS)トップから+56秒
3位:大前翔(慶應義塾大学)トップから+3分27秒
4位:草場啓吾(日本大学)トップから+3分27秒
5位:大町健斗(チームユーラシア・IRCタイヤ)トップから+3分27秒

11位:蠣崎優仁(EQADS)トップから+4分1秒
15位:渡邉歩(EQADS)トップから+9分9秒

 

<ジュニア:85 km=14.2 km×6周回>
1位:日野泰静(松山城南高校) 2時間11分30秒
2位:福田圭晃(横浜高校)+0秒
3位:兒島直樹(祐誠高校)+0秒
4位:古谷田貴人(南大隈高校)+0秒
5位:道見優太(南大隈高校)+0秒

39位:小笠原匠海(EQADS)トップから+2分9秒

 

<U17+U15:43.0 km=14.2 km× 3周回>
1位:津田悠義(三好高校/EQADS準所属)1時間6分51秒
2位:石塚慶一郎(和歌山県)トップから+1分9秒
3位:小池陽斗(北桑田高校)トップから+1分9秒
4位:岩田聖矢(榛生昇陽高校)トップから+1分9秒
5位:寺田吉騎(Vivace・掛川磐田北)トップから+1分9秒

■フルリザルト(PDFが開きます)

【浅田監督によるレース後コメント】

<U17男子>
津田悠義は3周42㎞という短いレースに対し序盤から攻撃し、最後は後続に1分以上の差をつけての圧勝だった。参加者全員からの強いマークを振り切った勇敢な勝ち方だった。来年からはジュニアカテゴリーになり一気にライバルが増え厳しくなる。今後は来年からのUCIジュニアネイションズカップを目標にゆっくり基礎体力を付けて準備して欲しい。

<ジュニア男子>
好調で臨んだ小笠原匠海だったが、最終回の登りで集団から遅れてしまい、トラック種目で培った持ち味を活かした走りが出来なかった。個人TTを含めて技術面に大きな課題が残るので、後半に向けて課題に向き合い力の出せる状態を作ってゆきたい。

<U23男子>
これまでEQADS主力選手はエリートクラスで参加することが多かったが、今年からのルール改定でU23クラスにもUCIポイントが付与されることになり、該当カテゴリー選手は全員U23クラスに参加した。レース序盤は参加数の圧倒的に多い大学生チームが良く動いていたが、中盤に主力選手たちのペースアップで大きな集団が一気に小さくなり、その後は実力通りのレース展開となった。

優勝の石上優大は落ち着いたレース展開で自分の勝ちパターンに持ち込み、実力を発揮した。昨年の全日本U23では力が出せなかった悔しさに加え、今年もヨーロッパでの厳しいレースを走り、実力の出せる良い準備が出来たことが勝因だと思う。欧州に戻りボコボコにされぬよう、後半の重要な国際大会に向けて更に力を付けて欲しい。
2位の松田は総合的に十分な力があるものの、先週の体調不良からはギリギリの回復だったと思う。石上と逃げ上手く協調体制が出来たことが良い結果となったが、最善のコンディションであれば石上も恐れる存在であったと思う。後半戦に向けて再度準備を整えて行きたい。
11位でゴールした蠣崎優仁は苦手なコースに対し準備を重ねてスタート出来た結果、後半まで展開に絡む事が出来た。途中無駄足と思える展開もあったが最後まで走り切った。武器がある選手なので、レースの観察力を高めて得意なコースで勝ちに繋げてほしい。
15位最終完走となった渡邉歩は5月後半の「パリ・ルーベU23」の落車から怪我を引きずっていたが、コンディション的には戦える状態まで回復出来ていたと思う。しかし終盤のメカトラブルにより復帰が出来ず戦列から脱落してしまった。サポートカーが導入できるレースであれば、何の問題もないトラブルだっただけにその点が大変悔やまれる。更に回復を図り、その勢いで後半は実力を伸ばしてほしい。
DNFとなった新城銀二は事前の練習やレースに集中できず残念なリタイヤとなった。早期に自分のリズムを取り戻し軌道に乗せ直して欲しい。

【全日本コース監修者コメント】

(*今回の全日本選手権ロードコースは、真の実力を持つ選手のみが勝てるレース開催の観点で、浅田顕監督&エキップアサダが監修致しました。)
島根県益田市の素晴らしい環境と道路状況を活かし、もともとは安全確保とダイナミックさを考慮しジュニアロードレースとして線を引いたコースでしたが、今年初めてエリート選手にも走ってもらいました。

<ジュニア男子>
ペースも速くかつ展開も活発で果敢にアタックする勇者と捕まえに行く強者がぶつかり合い、力と技で勝ち取る本当に良いレースだったと思います。

<U23男子>
150㎞を越える距離のレースという事もあり、序盤は逃げが容認されましたが、5~6人回ればコントロール可能なコース特性を生かしタイム差は2分以内で収められ、後半は力のある選手達の勝負所でのペースアップによりグループ人数が絞られ、更にそこからの勝負が展開された予想通りのレース展開でした。

<エリート男子>
距離が長く暑かったせいもあってか予想外の展開とメリハリのないペースで後半まで進みました。最後は力を残せた選手同士の戦いで緊迫感のある決着となりました。エリートレースで想像した展開は、序盤各トップチームの伏兵が先行グループを形成し、メイン集団は信頼のおけるエースを従えて主力チームによるペースコントロールに入り、ラスト4~2周あたりで同じく主力チームによる牧場(アップダウン&道が狭くなる箇所)、あるいは長い下り基調の直線から補給ポイントまでのペースアップにより、集団は一列棒状になり登りで各エース同士が勝負グループを作るというものでしたが、実際は全く違うものでした。結果論ですが、レース結果は変わらないものの、今回の参加者の体力を考えるとエリートのレース距離は150㎞で十分だったと思います。1周だけでも少しでも良いので国際レベルの匂いがするような20分を軽く切る勝負周が本当に見たかったです。
なにはともあれ、益田のコースは全力でアタックできるコースです。チャレンジャーズステージの名のごとく、挑戦者のためのコースであってほしいと願っています。浅田顕

【各種メディア様によるレースレポート(選手コメント&写真多数)】

シクロワイアード:
ー石上兄妹が同日タイトル 兄優大がU23を、妹夢乃が女子U17を制覇
津田と日野泰が年代カテゴリー連覇

ー全日本選手権ロードレース2018 2日目コメント集

産経デジタル「Cyclist」:
石上優大が力を見せつける独走勝利
カテゴリー3年目でU23タイトル獲得

サイクルスポーツ:
2018全日本選手権ロード・U23男子は石上優大が優勝!

More Cadence:
石上優大&夢乃が兄妹で日本一に!
全日本選手権ロードレース2日目レポート

 

【フォトギャラリー】

(Photo: Yuichiro HOSODA)

 

<U17+U15ロード>

■(U17+U15)スタートラインで謎のポーズ!?を決める津田悠義。

 

■(U17+U15)攻める津田悠義。

 

■(U17+U15)圧勝の津田悠義。

 

■(U17+U15)津田悠義は前年に続きこのカテゴリー2連覇。前週に行われた全日本選手権個人TTでも2連覇している。

 

 * * *

 

<U23ロード>

■(U23)U23カテゴリー初年度の蠣崎優仁が、沿道の少女に応援を受ける。

 

■(U23)U23カテゴリー初年度の松田祥位。松田は2年前に同会場で行われた全日本選手権ジュニアロードで優勝している。

 

■(U23)フランスのクラブチームへと派遣されている渡邉歩(二番手)が攻撃を仕掛ける。

 

■(U23)石上優大と松田祥位が決定的なアタックを成功させる。

 

■(U23)順調に逃げ続ける石上優大と松田祥位。

 

 

■(U23)EQADS応援団(エキップアサダ後援会)の皆様も多く会場に訪れた。

 

 

■(U23)逃げ切りが決定的となり、一騎打ちに備える石上優大と松田祥位。

 

■(U23)松田祥位を力でねじ伏せ、石上優大が念願のU23全日本ロード初優勝。

 

■(U23)悔しいながらも、力を出し切った松田祥位が2位に。

 

■(U23)松田祥位が、共に”旅”をつづけた石上優大の勝利をたたえる。

 

■(U23)不本意な結果に終わった渡邉歩をねぎらう、相川将監督。

 

■(U23)渡邉歩も欲しかったU23タイトル。渡邉はゴール後すぐ石上優大に駆け寄り「おめでとう」と伝えた。

 

■(U23)左からU17優勝の津田悠義、U23優勝の石上優大、U23で2位の松田祥位、そして女子ジュニア+U17で優勝の石上夢乃(優大の妹)。

 

【こぼれ話ですが・・】

全日本ロード開催地である益田市は、エキップアサダにとって非常に特別な場所。なぜなら・・・今回の全日本選手権ロードコースは、ロードレース開催を熱望する益田市に対し、2013年に浅田顕監督&エキップアサダが提案させて頂いたもの。以降エキップアサダでは、2013年から本コースで開催のロードレース(チャレンジャーズステージ)を監修してきました。
ちなみに・・・初開催の2013年大会の出場者数はなんとたったの「13名」(笑)!
誕生から5年でいよいよ日本最重要大会の開催まで成長した益田市のロードレースは、エキップアサダにとって極めて思い入れの強い大会なのです。 

【参考リンク】

<2018年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>