【EQADSレポ】思い通りのレース運びが出来ずも、課題が明確になりモチベーションは上々(4月23&24)

Kenichi Yamazaki2022/04/25(月) - 15:28 に投稿

【EQADSレポ】思い通りのレース運びが出来ずも、課題が明確になりモチベーションは上々(4月23&24)

大いなる成長を感じた春先の欧州遠征を終えて帰国したEQADS選手達だが、「JBCF群馬CSCロード4月」では思い通りのレース運びが出来ず、ほろ苦い経験に。しかし、シーズン前半の区切りとなる6月の全日本選手権ロードに向けた課題が明確になり、チームのモチベーションは上々だ。

レースカテゴリー名

4月23日(土)『JBCF 群馬CSCロードレース4月大会 Day1

 <P/JPT>6km×20周=120㎞

4月24日(日)『JBCF 群馬CSCロードレース4月大会 Day2

 <P/JPT>6km×18周=108㎞

 <E3>6㎞ x 7周

開催地

群馬サイクルスポーツセンター(群馬県)

【リザルト】

<4月23日:JBCF 群馬CSCロードレース4月大会 Day1

*(写真)フランスでの落車の影響で一時的な不調にあえぐ川崎三織だが、継続的なレース出場により復調を目指す。

P/JPT:6km×20周=120㎞

1位:レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) 3時間00分05秒(時速39.97㎞/h)
2位:小林 海(マトリックスパワータグ)トップから+1分9秒
3位:金子 宗平(群馬グリフィンレーシング)トップから+1分16秒

DNF:川崎三織(EQADS)

◆P/JPT Day1 フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

 * * *

<E3:6km×7周=42㎞>

1位:酒井 昭(サイクルフリーダム・レーシング)1時間4分35(平均時速:39.01km/h)
2位:福永 和人(日本体育大学)トップから+10秒
3位:逸崎 瑞喜(Avenir Yamanashi Yamanakako) トップから+10秒

26位:町田朝陽(EQADS)トップから+13秒

◆E3-Day1 フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

 

<4月24日:JBCF 群馬CSCロードレース4月大会 Day2

*(写真)フランス遠征にて世界のレベルに触れた山田拓海だが、久しぶりの国内レースでは不本意な結果に。工夫と修正で、本来の力に則した結果を模索する。

P/JPT:6km×18周=108㎞

1位:小林 海(マトリックスパワータグ)2時間34分11秒(時速42.02km/h)
2位:レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)トップと同タイム
3位:松田 祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling)トップから+24秒

40位:山田拓海(EQADS)トップから+2分58秒
54位:川崎三織(EQADS)トップから+8分37秒

◆P/JPT Day2 フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

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*(写真)新規加入の町田朝陽はDay1&2両日のE3クラスレースに出場。完全優勝を目指して、極めて積極的なレースを展開するも結果が伴わず、力及び経験不足が露呈。しかし、力強く粗削りな走りで、大いなる伸びしろを感じさせた。

<E3:6km×7周=42㎞>

1位:西村 行生(慶應義塾大学)1時間03分41秒(平均時速:39.56km/h)
2位:山口 凱生(SBC Vertex Racing Team U19)トップと同タイム
3位:池田 悠生(日本体育大学) トップと同タイム

23位:町田朝陽(EQADS-U19)トップから+2秒

◆E3 Day2 フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

監督&コーチによるレース後コメント

浅田監督によるコメント(Day1&2):

川崎三織と山田拓海はシーズン第1期を終え欧州から早期帰国し、国内初戦でシーズン第2期を開始した。DAY1は帰国前のフランス最終戦で負傷から復帰中の川崎が単独出場したが、序盤に腹部筋肉のけいれんを訴え早々にリタイヤとなった。

DAY2では山田と川崎の2名参加で上位を狙いスタートした。山田は序盤から良い動きが見えたが、両者とも勝負に関わる重要な動きには参加できずレースを完走するのみに留まった。川崎は怪我後の復調は進んでいるが、このレベルでレース展開が出来る状態には来ていない。山田はスピードも展開力もあるが展開方法の大きな改善が課題となっている。

P=JPTのレースは小林海を主戦力とするマトリックスパワータグが常に主導権を握り、開幕から圧勝を続けている状態だ。

前回チャレンジロードジュニアクラスで6位に入賞した新人の町田朝陽は、EQADS U19としてエリートツアー参戦を開始した。トレーニングを見る限り、町田は初級のE3クラスでは簡単に昇格すると思われたが、2戦とも20位以下の順位に留まった。レース展開では常に集団から飛び出す動きを見せながらも大きなタイム差が付かず、フィニッシュでは完全に集団の波に溺れてしまっていた。課題を補うトレーニングとレース展開を学び力を発揮して欲しい。

小俣コーチによるコメント(Day1&2):

<P/JPT>

春の欧州遠征から帰国した山田、川崎二名の出場となった。
山田はDAY1は不参加の為、さら足。川崎は前日のDAY1でフィジカル面の準備不足が露呈し早々と集団から姿を消したが、今日は万全の態勢で臨む。
1周目で山田が逃げ、今日は期待できるか?と思ったものの間もなく吸収。続く川崎が集団先頭付近で動くが、じりじりと後退していく。
その後、レースは逃げ集団で動きはあるものの、後続集団にとどまったEQADSは精彩を欠いた走りとなった。
集団先頭をキープする事は生易しい事ではない。でも、今より強くなることは最低限の必須条件。言い訳していたら階段は登れない。
昨年、EQADSを巣立った選手は力で表彰台に上がった。
足場を高めつつも、いつも上を見ていてもらいたい。

 

<E3>

今シーズンからEQADSに参入した町田が出場
きつい登りはあるものの距離が短く高速巡行の群馬CSCの場合、ジュニアギアで勝つには実力と経験が必要だ。
終始、逃げを試みたものの下り区間で集団に追いつかれてしまい、結果を残すことは出来なかった。
選手の脚質によりコースの向き不向きはあるが、それでも勝ってほしい。
次に期待したい。

各種外部メディア・大会公式レポート

【JBCF公式】
・<JBCF群馬ロード(4月23日)> 群馬CSCロードレース4月Day1大会(←クリックでジャンプ)
・<JBCF群馬ロード(4月24日)> 群馬CSCロードレース4月Day2大会(←クリックでジャンプ)
 

【参考リンク】

<2022年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>