【レースレポ(EQADS/日本代表)】『GP・ディ・ポッジャーナ(8/11:UCI1.2U)』結果は逃すも、世界への距離が縮まっている事を確認。

Kenichi Yamazaki2019/08/15(木) - 14:55 に投稿

■写真↑ :イタリアのUCIレーススタートラインにて、EQADS準所属の渡邉歩(Les Sables Vendée Cyclisme)と石上優大(Nippo-Vini Fantini-Faizanè/AVCAIX)が、日本ナショナルチームメンバーとして並ぶ。

 

■写真↑ :復調の松田祥位(EQADS)が活発にレースを動かす。結果は出せなかったが、今後の好成績への気配が迸る。

レース&カテゴリー名

グラン・プレミオ・ディ・ポッジャーナ(UCI 1.2U)

44° Gran Premio Sportivi di Poggiana-44° Trofeo Bonin Costruzioni

参加チーム数 35チーム 
参加国籍数 20か国

期間・日程

2019年8月11日(日)

開催地

イタリア・トレヴィーゾ県:ポッジャーナ

【結果/リザルト(169.6㎞)】

1位:MAZZUCCO Fabio(イタリア/Sangemini - Trevigiani - MG.Kvis)4時間7分27秒
2位:ALEOTTI Giovanni(イタリア/Cycling Team Friuli)トップから+21秒
3位:ZANA Filippo(イタリア/Sangemini - Trevigiani - MG.Kvis)トップから+21秒
22位:松田祥位(EQADS)トップから+4分07秒

32位:石上優大(Nippo-Vini Fantini-Faizanè/AVCAIX)トップから+4分07秒
DNF:渡邉歩(Les Sables Vendée Cyclisme)、織田聖(弱虫ペダル)、大町健斗(TEAM EURASIA IRC TIRE)
完走50人/出走171人

■フルリザルト

■浅田監督によるコメント:

『U23ネイションズカップ最終戦であるツール・ド・ラヴニール出場が叶わなかったため、8月のU23代表チームとしては唯一のレース。欧州で活動している選手を現地招集しての参加となった。
コースは前半の平坦と中盤の山岳、最後は更に平坦という3ブロックに分かれたタフでオールラウンドな力が問われる実力派レースでイタリアでの評価も高い。チームは7月にスペインでのプロレースで7位に入り実力を示した石上をエースにトップ10入りを狙った。レースは170人を超える集団から序盤に大町、松田らがアタックを試み、松田を含む4名が先行態勢を作り山岳部分に向かう。山岳コースに差し掛かると集団の人数は減り始めサバイバルな展開となる。その中、大町、渡辺がメイングループから脱落、中盤まで粘っていた織田もコースアウトをきっかけに遅れてしまう。山岳賞狙いの1名が先行するものの、集団から数名の追走が追い付き人数が増えた逃げグループに松田、勢いのある追走グループに石上という理想的な構成になり終盤へ差し掛かった。しかし松田のグループもペースアップで分断し松田は2つ目の追走グループとなる。、石上が松田のグループに追いつき、10名程のグループで先行する8名を追う展開となるが、非常にテクニカルな下り区間でバラバラになってしまい、石上は単独で12名を追う不利な展開に変わってしまった。最後の平坦区間ではタイム差を広げられポイント圏内入賞を逃す形となった。勝ったのは終盤独走したイタリアコンチネンタルチーム所属のMAZZUCCO。日本の若手選手は入賞を逃したが、厳しいレースで能動的に展開できる実力を示せたことは収穫と考える。』

【参考リンク】

<2019年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>